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AI時代の教育論 大山健太郎氏

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「日経ビジネス 2月12日号 No.1928」に掲載されていた、リーダーたちがAI時代の教育論を語る新連載「集中連載 AI時代の教育論 Vol.2 大山健太郎 アイリスオーヤマ社長」において、大山社長は、時代錯誤の価値観よりも「今」を教えよと書かれています。

以下、記事のポイントの要旨です。
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今は時代の変化がとてつもなく速い。
AIが普及していくと、社会はもっと劇的に変わるでしょう。

そのような時代に、過去の経験則はあまり役に立ちません。
過去よりも今、そして未来と向き合うことが何よりも重要

親や教師は子供が失敗しないようにと、過去の事例をいろいろ学ばせようとする。
しかし、「転ばぬ先の杖」を与えると、そればかりを頼るようになり、チャレンジする気持ちが失せてしまいがち。

逆に言うと、チャレンジ精神が旺盛な起業家やリーダーで、そうした過保護な教育を受けてきた人は少ないと思う。

AIの登場がこうした風潮を加速するのではないかと心配。
ますます前例にない挑戦をする人が減ってしまうように思う。

親の価値観というのは、往々にして時代錯誤なもの。
親は自分の価値観に基づいて、学校や企業の良し悪しを判断しがち。
古い判断基準でこれから生まれてくる新しい価値を正しく評価できるはずはない。
親は子供に、
「おまえは自分で情報を集め、判断して、行きたい道を勝手に選べ」
と言うべき。

ただし、過去より今を知り、判断することの重要性を子供たちにたたき込むだけでは、不十分。知るだけではなく、行動を起こす力も必要。

「今を知る」ことに加えて、実際に「できる」ことが大切
教育は何事にも「できる」まで挑戦し続ける子供を育てることに重きを置くべき。

人それぞれの強みを伸ばすには、とにかく好きなことをやりたいという「願望」も不可欠。

子供が興味を持ち、それをできるようになりたいという願望を、周囲はサポートすべき。逆に言えば、知識ばかりを詰め込むような教育は、子供から願望を奪っていくように感じる。

社会が豊かになり、イノベーションによって新たな需要を創造していかなければならない今の時代においては、与えられた課題を速く解ける人材ばかりを育てても意味がない。標準的な人材ではなく、「自分はこうしたい」という強い願望に突き動かされたリーダーが必要
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過去よりも今、そして未来と向き合うことが重要という点など、大山氏の時代感覚に共感するところがあります。

親の価値観の押し付け的な「転ばぬ先の杖」には私自身も注意しなければなりません。

娘は「自調自考」を標榜する学校に通っていますが、考えてたうえで行動に移せる「自考自行」というか「実考実行」、さらには結果を出せる「実行結実」を目指してもらいたいと思いますし、それをサポートできればと思います。

これから「自分はこうしたい」という強いか願望が出てくるかなぁ・・・?

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