入学式ではじめて渋渋の校歌を聞きましたが、
校歌らしくない、
裸の大将のテーマソングみたいな長閑なメロディです。
そして、校歌のCDが各生徒に配られたので、家で流していますが、
メロディがなかなか覚えられなーい
でも、頑張って覚えないと
歌詞は田村校長の作詞。
福沢諭吉の「大航海路線」と初代文部大臣・森有礼の「定期航路路線」
という明治時代の教育論争を意識したものだとか。
今の教育は、目標を定めて知識の定着、活用、探求というフェーズに発展させ、
これをらせん状に展開して高度化していくとの考えが主流ですが、
田村校長は、福沢諭吉の
「目標はなくてもとにかく漕ぎ出してみると成果があがるものだ」
との考え方には夢があり、これからの教育、世の中を開いてくれるのではないか、
との思いをもっておられるようです。
それが、歌詞の冒頭の「海図なき」に表現されているのだとか…。
いきなり探求から始まる流行のアクティブラーニングは、
「大航海路線」の教育ということになるのでしょうが、
一方で、田村校長は、
アクティブラーニングはややもすると好きなことしか身につかず、
全体像を考える力が身につかないため、教える側に大変な能力がいる
と警笛もならされています。
教育に正解はないですよねー
それこそ、AIではないですけど、最適解が出てしまう時代になったら、
むしろ、そこから外れた人間の方が強そうですし。