「加計学園問題」で注目されることになった「獣医学部」。
獣医師を養成する6年制学部なんですが、全国に16大学しかなく、全大学の定員を合計しても1学年930人。1000人もいないんですね。
東京の自宅から通えそうな大学に限定すると、東京と神奈川の5校のみ。
国公立は、東京大学、東京農工大学の2校、
私立は、日本獣医生命科学大学、日本大学、麻布大学の3校
それでも「5校もある」と言えるかもしれません。
中部は岐阜大学のみ、関西は大阪府立大学のみ、なのです。
私たちに身近な獣医さんは、「ペットなどの小動物のお医者さん」ですが、
牛、馬、豚などの産業動物を専門とする獣医さんもいれば、
公務員として動物園、家畜保健衛生、防疫業務に従事する獣医さんもいますし、
製薬会社や大学で勤務されている獣医さんもいて、
需要はあるのに分野や地域によって獣医師が不足しているようです。
獣医学部に限らず、将来の職業と直結する可能性の高い、医学部、歯学部、薬学部、看護学部など職業選択系の学部に進学するには、十分なリサーチと覚悟、勇気がいりますね。