イギリスの会社が公表した最新の「世界の大学ランキング」で東京大学が46位、京都大学が74位と100位以内に日本の大学はこの2校だけで、次は大阪大学が200位台という結果に、いろいろなご意見があるようです。
日本の国力という観点からは由々しき問題だと思いますが、エリート教育を否定するような流れが続いていることや、大学の中の人が既得権益に胡坐をかいていると外から見られる状況が続いていていることから、なかなか事態が改善していくとも思えません。
きっと、ますますアジアをはじめ新興国の大学に抜かれていくのではないでしょうか。
個人の進学先という観点からは、なかなか難しいですね。国内に閉じた世界を重視するのであれば、海外の大学ランキングなんて気にする必要はないでしょう。
世界をまたにかけて活躍したいと思っていても、とりあえず日本国内で企業や官庁に就職することだけを考えれば、これまた海外の大学ランキングなんて気にする必要はないでしょう。
しかし、海外で研究や就職をする人はもちろんのこと、日本国内で企業や官庁に就職したとしても、グローバルに活躍しようと考えている人は気になるのではないでしょうか。
日本で1番ですとか、2番ですとかって、世界に出て行ったら関係ないですからね。
昨今、本当に優秀な子たちの中から海外のトップ大学を目指す傾向が出てきているのは、必然だと思います。
今はまだアジアからの留学生が日本に来てくれています。
働きに来ているという人もいますが、それもなくなり、いよいよ日本の大学の学生がいなくなってきたら、焦ってくるんですかね。そのときは、もう遅いですよね。
我が家の場合、今のところ本人にその気がないので、とりあえず国内の大学を目指すことになるのではないかと勝手に思っていますが、国内の大学を出た後にでも海外の大学・大学院を目指すことも想定しておきたいと思います。