以前に大学入試までに英検準1級程度の英語力を身につけることが大事だということを書きました。
そのうえで、英語の民間テスト、特に大学入試改革で導入される共通テストのスコアとして大学に通知されることとなる高校3年時に2回まで受験することができる民間テストをどうするのかは、かなり戦略的に考える必要があるような気がしてきました。
今年度末に共通テストのスコアとして使える民間テストが決まってくるので、まだまだ気が早いのかもしれませんが、おそらくは、今でも多くの大学で使われるようになってきている 英検、TEAP、IELTS あたりは当確ではないかと考えられます。
英検は年間3回、
TEAPも年間3回、ただしTEAP CBTも年間3回ありますので、両方合わせると6回、
それに対して、IELTSは月に3回、年間36回と圧倒的に受験機会が多いのが特徴です。
受験料は馬鹿になりませんが、受験機会の多いIELTSが共通テストのスコアに使えることになれば、英検やTEAPよりも使いやすそうな気がします。
英検とIELTSを比べると、英検1級がIELTS7.0、準1級が6.0、2級が5.0、準2級が4.0に相当するとされています。
現在でも国公立大学で民間テストのスコアでセンター試験の英語を満点とみなす措置(みなし満点)を導入しているところがあります。具体のみなし満点の基準は次のとおりです。
秋田大学国際資源 英検準1級、IELTS6.0
国際教養大学国際教養 英検準1級、IELTS6.5
埼玉大学経済 IELTS6.0
千葉大学国際教養 英検準1級、IELTS6.5
東京藝術大学音楽 英検準1級、IELTS5.5
金沢大学人間社会 IELTS6.0
九州工業大学情報工 英検準1級、IELTS4.5
長崎大学多文化社会 英検準1級、IELTS5.5
鹿児島大学法文 英検準1級、IELTS5.5
鹿児島大学教育 英検準1級、IELTS5.5
鹿児島大学理 英検準1級、IELTS5.5
鹿児島大学医 英検準1級、IELTS5.5
鹿児島大学歯 英検準1級、IELTS5.5
鹿児島大学工 英検準1級、IELTS5.5
鹿児島大学農 英検準1級、IELTS5.5
鹿児島大学共同獣医 英検準1級、IELTS5.5
九州工業大学の場合、圧倒的にIELTS受験が有利ではないかと思います。
鹿児島大学志望の受験生だったらIELTSで5.5が取れるまでを受けまくりますよね。
娘の受験の時には大学に成績を送付できるのは2回までに限定されることになるのでしょうが、今は受け放題ですからね。
IELTSにも注目していきたいです。