今日から4月、新年度ですね。
引き続きよろしくお願いします。
さて、一昨日、3月30日に国立大学協会が「大学入学共通テストの枠組みにおける英語認定試験及び記述式問題の活用に関するガイドライン 」を公表しました。
ガイドラインは、大学入学共通テスト(以下、「新テスト」)の枠組みにおける英語認定試験及び記述式問題(国語・数学)の活用に関する国立大学共通の指針として定められたものです。
娘の大学受験時には、国立大学を一般受験する場合、英語に関しては、
①大学入試センターが実施する新テスト
②センターが認定した民間の資格・検定試験(以下、「認定試験」)
の両方を必ず受験する必要があります。
②については、認定された試験であれば、どれでも構わないということになりそうです。例えば、TOFLEだけを指定して受験させるようなことにはなりません。
認定試験結果の活用については、
① 一定水準以上の認定試験の結果を出願資格とすること
② CEFRによる対照表に基づき、新テストの英語試験の得点に加点すること
のいずれか、または双方を組み合わせて活用することが基本となります。
これは予め国立大学協会の総会で大筋合意されていた内容と変わっていません。
東京大学が「修正を求める」としていましたが、修正されていません。
それでは、東京大学の「認定試験の成績の提供は受けるものの、合否判定に使わない方針」はどうなるのでしょうか。
私の勝手な予想では、①の出願資格とすることで対応、合否判定は2次試験で行う、ということになるのではないでしょうか。
出願資格が英検準1級ということはないでしょうから、2級をとっておけば、まず大丈夫でしょう。
東京大学に配慮したのか、していないのかわかりませんが、ガイドラインにはわざわざ
注)本ガイドラインは、新テストの枠組みにおける英語の学力評価に関する ものであり、個別試験における英語4技能評価及び英語の資格・検定試験 の活用の取扱いについては、各大学・学部等の判断に委ねられる
との注釈が入っています。
国立大学はこのガイドラインに沿って横並びになっていくでしょうが、次は、私立大学の認定試験の活用方法がどうなっていくかですね。
志望する私立大学が、例えばTOEFLやTEAPなど特定の試験のみを対象とするのであれば、結局複数種類の認定試験を受けないといけなくなりますからね。