大学入試改革による共通テストが導入されるのに合わせ、これから各大学がどのような対応をしてくるのか、順次予告されるものと思います。
さっそく、筑波大学が3月26日に「平成33年度(2021年度)「個別学力検定等(前期日程)」等について(予告)」をリリースしています。
主な内容は次のとおりです。
〇俯瞰力と専門的知識を基礎とした学際的研究を先導し、未来を力強く切り拓く人材を育成するため、入試改革を通じて、細分化した専門領域の枠を超えて学び、考えることのできる、新たなリベラルアーツ教育を推進する。
〇前期日程試験において、入学定員の約25%を募集人員として、文系及び理系の選抜区分(理系については複数の区分設定を計画)による「総合選抜」を導入する。この選抜による入学者は、1年次に様々な専門分野を学修したうえで自らの進むべき専門を見つけ、2年次から志望する学類・専門学群(体育専門学群は除く)に所属する。
〇従来の選抜方法による推薦入試に加え、大学入学共通テストを課す推薦入試の導入を一部の学類で検討中。
〇すべての入試において、調査書を活用するなど「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」の評価を加えた選抜方法の導入を検討中。
〇入学定員の一部を活用した外国人留学生に対する新たな入学者選抜を検討中。
7月下旬から8月上旬に追加内容の公表、来年3月下旬に入試の具体的内容の公表を予定しているとのことです。