2019年入試向けのSAPIX偏差値(=2018年入試結果で該当偏差値の受験生の80%が合格しているライン)が公表されました。
男子について、1年前の2018年入試向けSAPIX偏差値と比べてみました。
偏差値50以上の難関校で、前年比2ポイント以上変動のある学校を見てみると、
3ポイント上昇している学校が一番上昇幅が大きく、
1月校の栄東(東大Ⅰ)が58から61、
同じく1月校の市川①が53から56、
2月2日午後の広尾学園(医進サイエンス)が56から59。
2ポイント上昇している学校は、
2月1日の渋渋①が55から57、早大学院が53から55、
2月1日午前の広尾学園①が53から55、午後の広尾学園②が57から59、
他にも2月1日午後の鎌倉学園が56から58、
2月2日は慶應SFCが58から60、明大明治①が53から55、
2月3日の明大明治②も54から56、
2月4日の市川②が54から56。
昨年に大きく上昇し、今年は落ち着くのではないかとみていた広尾学園が続伸。
もはや押さえ校とは言えず、どんな人が受験しているんでしょうね。
既報のとおり、2月1日の渋渋①も上がっています。
まだ女子の合格点の方が高いようですが。
千葉御三家から東邦大東邦並んでいる印象だった市川が2回とも大幅に難化。
市川が渋幕を追い、昭和秀英が東邦大東邦と並んで御三家の一角に食い込む勢い。
「千葉御四家」ですね。
慶應SFC、早大学院、明大明治に限らず、大学附属校の偏差値は全般に上昇傾向。
SAPIXの生徒が増えたことが影響しているのか、
上位校では偏差値が上昇している学校が多くある反面、
偏差値が下降している学校は少ない。
なかでも、2ポイント以上下降している学校は、駒場東邦のみで、60から58。
さすがに揺り戻しがあるのではないでしょうか。