東京医科大学の問題では、次から次にこれまで医学部入試の世界で噂の域を出ない話としてあった闇の部分が明らかになろうとしているように思えます。
まず最初に出てきてのが、裏口入学。
そして、それを仲介するブローカー。
大学OBの関係者や多額の寄付金が期待できる特定の有力者の子息などを入試で優遇するというもの。
次に出てきたのが、男子優遇というか女子不遇。
以前から女子比率の高い大学がある一方、女子比率の低い大学がありました。
一般的には二次試験で数学が難しい大学の女子比率は低い傾向にあると思いますが、なかなか説明の難しい大学もあります。
そして、さらに出てきたのが多浪不遇。
東京医科大学では3浪以上の者を女子同様に減点していたという話が出てきました。
これまた多浪生は入り難い医学部と言われているところが昔からありました。
東京医科大学以外の大学でも今頃ドキドキしているところがいくつもあるんじゃないかと思います。
来春の医学部入試は見ものです。
合格者に占める女子や多浪生の比率が突然上昇する大学が増えるかもしれませんね。