東京大学は「2021年東京大学一般入試における出願要件の追加」として、
従来の出願要件に加え、次の①~③のうち、
いずれか1つの書類を提出することを求める基本方針を公表しました。
①大学入試センターによって「大学入試英語成績提供システム」の参加要件を満たすと確認された民間の英語試験の成績(ただし、CEFRの対照表でA2レベル以上に相当するもの)。
②CEFRのA2レベル以上に相当する英語力があると認められることが明記されている調査書等、高等学校による証明書類。
③何らかの理由で上記1、2のいずれも提出できない者は、その事情を明記した理由書。
なお、上記①~③のいずれかの提出がなければ出願は受理できないが、受理された後は合否判定の資料としては用いないとしています。
要するに、
指定の試験で英検2級以上の実力を証明するか、
高校の先生が英検2級程度の実力があると証明書を書けば出願を認めますよ、
というオチです。
東大の先生方は高校の英語の先生の英語力を正しく評価する能力を高くかっておられるようです。ちなみに、高校の英語の先生で英検準1級以上の方は65%ですけど。
私はこれは良いオチだったのではないかと思っています。
先生方だって、いい加減に証明書を書くことはできませんから、
現に生徒が受けた民間試験の成績を持ってくれば証明書を書いてあげますよ、
という運用になっていくのではないかと思う訳です。
そうしないと絶対にモンペが出現しますから
やっぱり、早めにスコアを取っておきましょう と、なりそうですね。