著書「思考の整理学」が東大生協のベストセラーに10年以上名を連らねており、中日ドラゴンズに入団した根尾選手の愛読書として紹介されるなど、有名なお茶の水女子大学名誉教授・外山滋比古氏の考え方に非常に共感しています。
・受験勉強のように目標のあるものは励みやすいが、机上の知識より、その先に何をするかこそが知的生活。
・文字の方が優れていると思いがちだが、話し言葉の方が刺激的。相手の反応がある。人に聞いてもらえるように話すことで頭を使う。
・自分の経験から新しい知恵を生み出し、嫌な目に遭ったらぱっと忘れて前を向く。こうして脳の新陳代謝を活発にする。
・身につけた知識は様々な点で参考になる。だからといって、いつまでも覚えておく必要はない。むしろ、どんどん忘れてもいい。
・忘れてもよいと思いながら忘れられなかった知見によって、一人ひとりの個性派形成され、そこから新しい思考やひらめきが生まれる。
・思考の整理とは、「いかにうまく忘れるか」。
・自分で翔べない人間はコンピューターに仕事を奪われる。知識という点ではどれだけ優秀な人でもAIに太刀打ちできない。これからはAIと知識を競うのではないありかた、つまり考えることが大切。
・知識は覚えればすぐに使えますが、ひらめきには結びつかない。自分で考え失敗することで、人はひらめき、成功にたどり着くことができる。
自調自考や自分で実際に経験・体験することを重視する渋渋の教育への共感とつながっていると思います。