北海道大学の公表資料によると、
「コンピテンシー評価」とは、「学習活動」及び「諸活動」について高等学校等の教員が多段 階評価のうえWeb から入力したものに対して、医学部医学科が求める資質及び能力をもった人物を選抜するという観点から評価を行うもの。
とされています。
一般的には、具体的な行動傾向を重視する評価方法で、知識や技術よりも、それを使ってどのような成果を生み出しているかという行動を評価するものです。
恐らくは、医師として活躍している人の行動傾向と同様の行動傾向がある人を高評価して合格させようという試みだと思われます。
北海道大学医学部では2015年度入試からAO入試を導入し、今春まで4回実施しているのですが、毎年定員5名のところ、本来20名入学していてもおかしくないのですが、なんと合格者ゼロ、入学者ゼロなのです。
出願者全員が1次試験は合格しているのですが、全員が2次落ちです。
センター試験900点満点で810点以上が合格基準なので、センターで失敗したらアポーンです。
各大学ごとにデータを蓄積したうえで、コンピンテンシー評価を導入するような動きになると面白いですね。