我が家からは、通学が不便、渋渋と試験日程が重なる(1日、2日、5日)、
ということで、まったく選択肢として意識することのなかった学校ですが、
もし、東京の城南地区や横浜、川崎に住んでいたら、
選択肢として意識せざるをえない学校だったと思います。
昔であれば1日目に横浜共立や横浜雙葉を受験していた層を1日目で取り込み、
2日目以降はフェリスや御三家チャレンジ組を取り込んで伸びてきましたが、
昨年の「鴎友ショック」により、吉祥女子同様、
御三家チャレンジ組のより一層の取り込みに成功し、
難易度をさらに上げた感があります。
ただ、注意したほうが良いのは、この学校の入試問題はクセがあると思います。
過去問対策をしていないと偏差値どおりには合格しづらい学校だと思います。
サピックス生は夏から「有名中」で昨年の入試問題にチャレンジしますが、
うちの娘、洗足の入試問題演習はズダボロの結果でした。
洗足や吉祥女の2回目以降は、
御三家、フェリス、渋渋チャレンジ受験組だけでなく、
上位難関校合格者の中でも取りこぼすケースが出てきている
と思います。
さて、洗足学園の特色ですが、現役進学率の高さだと思います。
女子の場合、どの学校も現役比率が高い傾向にありますが、
この学校は、その中でも特に高いのです。
過去4年の実績で、
東大合格者17名中、現役15名。
東大を含む旧帝大+東工大+一橋大+国公医合格者74名中、現役63名。
そして、ハーバード大合格者2名、ともに現役。
慶応大合格者延べ259名中、現役239名。
早稲田大合格者延べ266名中、現役245名。
今年に限れば、卒業生243名中、
東大を含む旧帝大+東工大+一橋大+国公医合格者20名中、現役19名。
ハーバード大を含む海外大学延べ20名現役合格。
慶応大合格者延べ93名中、現役85名。
早稲田大合格者延べ92名中、現役86名。
早稲田・慶應・上智・ICU・理科大で合格者延べ257名中、現役237名。
GMARCHで合格者数延べ335名中、現役311名。
入学時偏差値を考えると凄い実績ですよねー