「東京カレンダー」というグルメ雑誌のような、
ライフスタイル雑誌ような雑誌をご存知でしょうかImage may be NSFW.
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その最新号(12月号)で、東京大学の柳川範之教授と、
フューチャー㈱代表取締役会長兼社長で経済同友会副代表幹事の金丸恭文氏との
対談が組まれています。
この柳川教授は、なかなか珍しい経歴をお持ちの方で、
中学高校生の時期に海外で生活され、
独学で大検を受けて、慶応大学の通信課程を卒業。
東京大学の「もぐりの学生」から、現在東京大学の教授になられています。
結構、
我が意を得たり!
という部分もありましたので、一部抜粋させていただきました。
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文字色は私が付けたものです。)
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全文は「東京カレンダー」のスマホアプリでも読むことができますので、
ご関心のある方はどうぞ。
わからないですが、お子さんを渋谷系に通わせる親の志向は、
柳川教授のおっしゃる「2割の東大生」の親の志向に重なるのではないでしょうか。
これから、娘には、自分で生きていくために、
日本を出て行って活躍できるだけのコミュニケーション力、
日本人としてのアイデンティティ、寛容的で楽観的な性格、
そして、
適切な物事の取捨選択・状況判断を可能とする経験や知識、
自分なりのモノサシ、
さらには、
自分のよき理解者、心友、
を備えてもらいたいと思います。
今のところ、寛容で楽観的な性格と友達には恵まれているようですがImage may be NSFW.
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親ができるのは教育のサポートだけです。
娘にアドバイスをし、お金をだしてあげるだけですけどね。
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(前略)
金丸:次世代のリーダー像が議論されているなか、東京大学の学生と身近に接していて、何を感じますか?日本に未来はありますか?
柳川:未来はあると思います。ただ、学生にとって、世界でどんな人が活躍して、どんな能力が要求されているのかという情報が、極端に少ないように感じています。
金丸:それは、どういうことでしょうか?
柳川:学生たちが考える”実社会で活躍できそうな人物像”と実際に社会で活躍している人物の間に、大きなギャップがあるんです。だから、社会に出るうえで何が必要なのかを、あまりよくわかっていない。
金丸:今後、個人が社会で活躍するためには、何よりも「好きで得意な道を選ぶこと」が重要だと思います。いま実在する職業が、今後も永続的にあるという保証はどこにもありません。これまでにない職業が出てくることも大いにあるでしょう。だから、誰もがスペシャリティを持たなければならない。
柳川:そうですね。社会にはたくさんの可能性が広がっているからこそ、学生たちにできるだけ多くの情報を与えて、「知らなかったから選べなかった」ということが最小限になるような教育をしていきたいと思います。
金丸:柳川教授が今、若い人に一番伝えたいことは何ですか?
柳川:最も伝えたいのは、今までの日本社会はもう続かないということです。世の中はこれから先の10年、20年で大きく変わり、親世代とは違う未来が待ち受けています。しかし、それをイメージできない学生が非常に多い。自分も親と同じように就職して、定年まで働き続けると漠然と思っています。ですから、未来をしっかりと見据えてほしいですね。東大生の中でも2割くらいはすごく多様な価値観を持っていて、世の中の変化を感じているようですが、残る8割ぐらいは、かなり保守的。小さな世界しか見えていません。
金丸:なぜ保守的な学生が育つんでしょうか?
柳川:ひとつは母親だと思いますね。東大の学生はみんな優等生なので、特に男子は母親の言うことをよく聞くんです。母親は50歳前後の方が多くて、いわゆるバブル世代、専業主婦の方の比率も高いと思います。彼女たちの若いときのイメージを植え付けられ、押し付けられて育ってきているのです。
金丸:大企業に入れば、一生安泰と思えた時代ですよね。若い時代に醸成された価値観って、あんまり変わらないですからね。
柳川:そうなんですよ。自分が若い頃にいいと思った会社に息子を託すところがありますね。一方で、息子も母親に喜んでほしいからその会社を希望する、というサイクルが出来上がっています。
金丸:逆に2割のアグレッシブな人たちは、どんな素養があるんですか?
柳川:自分でいろんな情報を集めなきゃいけないとか、あるいは早めに海外に留学しているとか、とにかく普通に生活していると手に入らない情報に接したことがある人たちですよね。この世界には、普段目にしているものと違うものがあるかもしれないことに気づいた、というような既存の価値観を揺るがす体験があると、スイッチが切り替わるようです。とはいえ、8割の保守層もずっとそのままではなく、就職後、自分の可能性に気づく人も多いですよ。
金丸:就職して現実を見たことで気づくと?
柳川:保守的な考えで大手企業に就職し、3~5年経って、自分は本当はこういうことがしたいとか、こんなところにチャンスがあると気づく。そうして、会社を辞めて起業するケースが増えてきていますね。
金丸:それは頼もしいですね。
柳川:私もいい流れだと思っています。経験ゼロでいきなり会社を立ち上げるのは、リスクが高いですし、日本の社会において、「大企業に5年勤めていました」という経歴は、決して悪いことではないですからね。
金丸:昔に比べて、そうやって気づきを得て、行動を起こす人が増えているのですね。
柳川:そうですね。結構相談に来ますよ。まずは、自分が何をやりたいのかをしっかり見極めなさい、と伝えます。そして、「とりあえずフィンテックをやりたい」という相談には、「落ち着け。ブームに踊らされるな!」とたしなめます(笑)。
(以下省略)