ユニクロの柳井氏は、グローバルな知見を有するリーダーを育成する目的で柳井正財団海外奨学金を設立し、2017年度より、米国のトップレベルの教育機関への進学を志す日本人の学生に対して、学部4年間の授業料、教材費、保険料、寮費等、就学のために大学より請求される費用を、年間7万ドル(4年間計28万ドル)を上限に支給することとしています。
同奨学金への応募資格・応募条件は、
①将来、グローバルな知見を持って各分野をリードし、日本社会の発展に貢献し得る資質を持つ者。
②在学期間中を通じて日本国籍を有し、原則として応募時に日本の居住者である者。
③同奨学金プログラムの対象大学に入学できる学力、資質等を備え、原則 20 歳以下の者。 対象大学は来年度以降見直される可能性があるものの、2017年度は、次のとおり。 【University】 Brown University, California Institute of Technology, Columbia University, Duke University, Harvard University, Johns Hopkins University, Massachusetts Institute of Technology, New York University, Northwestern University, Princeton University, Stanford University, University of California Berkeley, University of California Los Angeles, University of Chicago, University of Notre Dame, University of Pennsylvania, Yale University 【Liberal arts college】 Amherst College, Bowdoin College, Carleton College, Claremont Mckenna College, Dartmouth College, Davidson College, Haverford College, Middlebury College, Pomona College, Swarthmore College, Wellesley College, Wesleyan University, Williams College
④原則、国内の他の給付型奨学金を受給していない者。(奨学生から併給の要請があった場合は、財団は相談に応じる。但し、併給を認める場合でも、奨学金支給額 は、他奨学金との合計で 7 万ドルを上限とする。また、国内の他の給付型奨学金 を併願する場合は、当財団と事前に相談すること。)返済義務のある奨学金、海外の給付型奨学金との併給は可。
④原則、国内の他の給付型奨学金を受給していない者。(奨学生から併給の要請があった場合は、財団は相談に応じる。但し、併給を認める場合でも、奨学金支給額 は、他奨学金との合計で 7 万ドルを上限とする。また、国内の他の給付型奨学金 を併願する場合は、当財団と事前に相談すること。)返済義務のある奨学金、海外の給付型奨学金との併給は可。
⑤世帯年収が3,000万円未満である者。個人事業主の場合は課税所得が2,700万円未満である者。(生計を一にする世帯者に給与を支払っている場合は、これを所得に加算する。)
⑥対象大学での勉学に支障がない英語力を有する者。(目安としてTOEFLiBT最低90点程度)
とされています。
本当に優秀な生徒は、東京大学ではなく、このような奨学金制度を利用して、日本の高校卒業後、即海外大学進学という道を選ぶ時代がくるのではないでしょうか。