税制改正を巡る「年収1,000万円以上の高額所得のサラリーマンに増税」という報道を見た外国の友人から「日本では年収1,000万円で高額所得者なのか?」と訊かれました。
私が就職活動をしていた20年以上前も「30歳で1,000万円」に手が届く会社に就職できるかどうかが、就職のの勝ち組と負け組を分けるメルクマールでした。
逆に言えば、20年以上たっても「1,000万円」って、
どんだけ成長していないんですかね。
その間、世界経済は成長し続けています。
特に中国、アジア諸国の成長はものすごい勢いで成長しています。
これまた20年以上変わらず、日本の電機メーカーの大卒初任給はいまだに20万円ちょっとですが、中国の通信機器メーカー・華為の大卒初任給は40万円だとか。
知らぬ間に日本の給与水準は相対的に下がってきているんですね。
今、外国の企業が日本の技術者をどんどん高い給料で引き抜こうとしています。
このままだと、将来、娘たちが就職活動を行う頃には、
外資の本社採用が勝ち組で、日本企業に就職するのは負け組
という構図になっている可能性も十分あり得るのではないかと思います。
給与面だけでなく、働く環境、働き方も含めてです。
狭い日本、日本語が話せて居心地の良い日本に活躍の場を自ら縛るのではなく、
グローバルに活躍するつもりで自分を磨いていってもらいたいと思います。
そういう意味でも、娘の置かれた環境は恵まれていると思うのですが、
娘は就職しても実家でホゲホゲしておきたいという志の低さ
娘に限らず、若者の気質が
収入よりもゆとり、競争よりもゆとり、ガツガツよりホゲホゲ
になっていては自分も社会も成長は望めないですよねー
働きたい人が多様な働き方で働けるような「働き方改革」をやってもらいたいものです。