先日、文部科学省のHPで平成29年度「英語教育実施状況調査」の結果が公表されました。
調査結果の「概要」で見てみると、英語教師のうち英検準1級、TOEFLiBT80以上、TOEIC730点以上に相当するとされているCEFR B2レベル以上のスコアを取得しているのは、中学で33.6%、高校で65.4%。
文部科学省では、中学で50%以上、高校75%以上を目標としていますので、目標未達です。
CEFR B2レベル以上のスコアを取得していない場合には、採用しないこととし、既に採用されている英語教師については、スコアを取得するまで賞与なし、一定期間に取得できない場合には配置換えなどを考えた方が良いかと思います。
生徒の英語力については、中学3年(12月)で英検3級以上を取得している生徒は22.0%、英検などの外部試験は受験していないものの、英検3級以上の実力を有すると思われる生徒は18.7%で、合わせると40.7%。
中学3年生で英検3級レベルに達している生徒は半数以下と調査結果です。
また、高校3年(12月)で英検準2級以上を取得している生徒は15.0%、英検などの外部試験は受験していないものの、英検準2級以上の実力を有すると思われる生徒は24.3%で、合わせると39.3%。
高校3年生で英検準2級レベルに達している生徒も半数以下にとどまります。
ということは、
うちの娘のレベルで高校3年生の平均以上ってことですね。
英語を英語で教えている英語教師の割合も非常に低くなっています。
授業の75%は英語でやっているという割合ですら、中学3年生の英語教師の15%程度しかいませんので、オールイングリッシュの先生がどれくらいの割合いらっしゃるのやら、と思います。
生徒も頑張るので、先生たちにも頑張っていただきたいです。