昨日の記事の続きです。
このグラフをご覧ください。
もう、ちょっとしたホワイトカラーの管理職クラスでも中国・上海の方が稼げるようになっています。(なぜか、中国では部長がたくさんいます)
上海だけでなく、深センも北京も同様です。
ベトナムやタイも昔のイメージで見ていたら見誤ります。
数年前、日本のコンビニには中国人留学生の店員が必ずと言っていいほどいましたが、いま全然いませんよね。
かつて海外に出ていく日本人が感じていたように、今の中国人は日本に来て「物価が安い国」、「低賃金の国」だと感じるようになっており、そもそもアルバイトしないと暮らせないような中国人は日本にこなくなっているのです。
都内にマンションを買ってもらい、月のお小遣いが30万円といった、お金持ちの中国人留学生がゴロゴロいます。日本の学生よりも総じて豊かです。
日本人も英語と中国語、あるいはスペイン語やフランス語を武器にアジアや南米、アフリカに飛び出していかなくてはジリ貧ではないかとの危機感を持っています。
国内にとどまっていても、幸運にもそうならず、ちゃんと食べていけ、ちゃんと子供に十分な教育を与えられるかもしれませんが、出て行こうと思えば出て行けるだけの実力を備えるに越したことはありません。
単なる語学留学ではなく、国際的な人脈を得るためにも、海外留学を考えなければならない時代になると思います。日本以上にウエットな世界が残っていますからね。