これからの時代は、複雑系な時代で、かつAIやロボットを使いこなし、AIやロボットにない価値を生み出さなければなりません。
もはや文系だ、理系だ、といって高校レベルの学びを分けていること自体、意味があるのかわかりません。
いわゆる文系だって統計や数学の知識が大事ですし、理系だって法律や経営の知識が必要になってきています。
だからこそ、AO入試や推薦入試が盛んになっているのかも知れません。
文系・理系どちらからもアプローチできる分野は広がっているのに、どちらかを選ばされる高校生は大変だなと、同情してしまいます。
文理選択をしなければならないすべての原因は一般入試で理系・文系で入試科目が違うところにあるのではないかと思います。
さて、私なら、どうするか
基本的には、迷わず理系。迷った場合は理系。
だと思います。
大学生や社会人になればわかりますが、所詮、高校の学習範囲は一般教養のようなものです。
それこそ、日本史や世界史は後から自分で勉強すればいいですが、数学は基本がわかっていないと積み上げが難しいです。数Ⅲまでやっておく方がよいです。
そういうこともあり、理系からの文転は比較的容易ですが、逆のハードルは高いです。
そもそも、高校のレベル=一般教養のレベルで学習範囲を絞ろうというのがけしからんと思います。
さて、「基本的には理系」と書いてはみましたが、
コツコツ籠って積み重ね型の研究や学習ができない人、苦痛な人
は理系に進むと苦痛でメンタルを病むかもしれません。
程度の差はあれど、理系に進むと多かれ少なかれ、どこかに籠る場面が出てきます。
大教室授業主体の文系とは大違いです。
そういうのが向かない人、ダメな人、けっして優秀ではないという意味ではなく、優秀な人でもいます。
そういう人はメンタルを病むくらいなら文系に進みましょう。