先日の学校別サピックスオープンのときの学校説明会での話。
(※聞き間違い、勘違いがあるかもしれませんので悪しからず。)
【入試対策】
・もともと志願者増の傾向に今年の大学合格実績が拍車をかけ、今年の模試の受験者数は昨年比1.6倍。
・特に2月2日は男子御三家の滑り止めという地位を確立したため男女ともに難関。2月1日の男子は狙い目。
・しかし、御三家に合格すると御三家に流れるので、実際の難易度がどこまで上がるのかは疑問。
・女子はもともと御三家の滑り止めにはならなくなっている。
・理科社会では差がつかず、男子は国語、女子は算数の勝負。
・6割が合否ラインの目安。
・できない問題を見極め、できる問題から確実に解いていけばよい。
・帰国入試の英語選択の場合は、英語力の勝負。算数国語の点数はあまり関係ない。
・英語力はネイティブレベルを求めており、日本語よりも英語が得意でないとダメ。
・中1ではじめて英語に触れる子も半分くらいはいるのでご安心を。
・英語は学年の1割ネイティブ、4割既習者、5割ほぼ初めてという感じ。
・帰国入試の作文選択の場合は、算数国語の勝負。作文はあまり関係ない。
・複数回受験が有利になることはない。受験料が安くなるだけ。
【大学合格実績】
・来春の東大合格者数は15名程度の予想。今年が例外。例年、東大受験者数は50名程度、今年は70名が受験。
・受験者が増えた分は男子。女子はセンターテストの成績がよくないと東大を回避するが、男子は突っ込んでいく。突っ込んでいって英語が難しかったのでライバルに差をつけることができた。
・高校1年生の75%が国公立大学志望。海外の大学志望者は5%(約10人)。
・中学3年生で将来何をしたいのかを考える。そして、そのために何を勉強すればいいのか、どこで勉強するのがいいのかを自分で調べる。その結果、東大で勉強するのがいいという結論に至る生徒が一番多い。
・生徒の出した結論に基本的には意義は唱えず尊重するが、医学部に行きたいという生徒は例外。医者は大変な仕事だけど本当にやっていけるのかと言う。成績がいいから医学部というのは大学側も望んでいない。
・今年、京都大、一橋大学に現役で16人合格しているが、彼らに東大を受けないかと言わなかった。東大を受けてくれていたら東大合格者数だけでいえば、さらに増えていたけど・・。
・今年の海外大学進学者は9名。うち8名は帰国英語入試で入ってきた生徒。1名は中学に入って英語を始めた生徒。渋渋の強みは中学から英語を始めた生徒でも海外の一流大学に進学できるノウハウがあること。専門の職員がいる。
・田村校長は東大合格実績よりも芸大合格者の有無を気にしている。笑
【校則】
・校則のない自由な学校。でも、茶髪とピアスは禁止。
・渋谷で茶髪にピアスだと変な奴に絡まれるといけないから校長が禁止した。渋幕は田舎なので禁止する必要がないらしい。笑
・携帯、スマホ、ゲーム、マンガも禁止していない。生徒たちが考えて問題が起きないようにする。禁止するのは簡単だが思考が停止する。
【補習等】
・中学1、2年生では、数学、英語、国語の成績下位1割は長期休みの始めの1週間に強制補習。家族旅行もキャンセルしてもらう。
・中学3年生以降は、長期休みに希望者が選択して補習ではなく、プラスαの学びの機会を申し込む。
・小学6年生だと、自分で朝起きられて、片づけができて、勉強も自主的にやるような生徒はいないが、中学1、2年生で自分で考えてできるようになる。
・中学1、2年生は少人数クラスで毎日1~2時間机に向かわなければならないくらいの量の宿題を出すことで学習習慣を身につける。
・今日課題を与えて明日までにやってこいとは言わず、2週間後までにここまでやっておくように!という課題の出し方をするので、自分で毎日計画を立てて進められるようになる。