娘が在籍するクラスの保護者に参加できず、「ベット下位クラス」(注)の保護者会に参加した教育ママゴン。
(注)SAPIXでは成績順にクラス分けが行われており、
成績の良いほうからα1→α2→α3・・・と成績のよい子はαクラス。
特にα1クラス以外になったことのない天才君たちのことを「アルゼロ」と言います。
ただしα0クラスというのは実在しません。
逆に成績の悪いほうからA→B→C・・・と成績のわるい子はアルファベットクラス、楽して「ベットクラス」と言います。
アルファベットクラスでもαクラスに近いクラスを「ベット上位クラス」、
逆にABCDあたりのクラスを「ベット下位クラス」と言います。
【概要】
・2009年サンデーショックでは上位女子が強気の併願(桜蔭→女子学院など)。豊島岡、渋渋、鴎友はやや入りやすかったが、来年はこれらの学校を第一志望にする傾向が強まっており、来年はそこまで簡単にはならないであろう。
・子どもの成績はここ3~4回の平均値で見るようにすること。6年生のはじめに52-53でも最難関校に入ることもある。現時点ではまだまだわからない。
・志望校別の本格的なクラスは6年生夏季後半から。できれば夏休み前には第一志望校を決めておくように。来年5月末にアンケートでだいたいの志望校を確認させてもらう。
・今はテストに慣れる、数をこなす、復習してマスターする時期。はじめのうちは親も一緒に反省会を。ただし、6年生になったら独りでできるように。
・悩み相談でふえているものに、家でできるのにテストではできないというもの。あせったり、緊張したりというのは、訓練するしかない。問題文をしっかり読まずに、かつてやったことのあるあの問題だ!との思い込みで、なんとなく解いている。
・これから今までの勉強やり方では対応できなくなる生徒が出てくる。塾に通っているだけでも褒める価値あり。
・偏差値が変わらないということは頑張ってキープできているということ。成績があがるときは、勉強法にひらめくケースもあれば、継続の成果が花開くケースもある。そう簡単に成績はあがらないので、あきらめずに続けることが大事。
・5年生では自主的にできる子は10%もいないが、6年生になるとき25%くらい、そして多くの子が自分でできるようになるのは6年の6月、7月くらい。親が管理するばかりでは6年生の夏期講習は乗り越えられない。
・何分くらい集中できるかみてみて現実的な目標設定を。15分一切話さずにやってみようとか。机の上に必要のない筆記用具を出している子、左手に関係ないものを持っている子は集中力が切れやすい特徴。環境を見直しましょう。
そのほか、科目別のアドバイスもあったそうですが、
・算数は途中式も含めて丁寧な字で解法をわかりやすく書く訓練をしておく必要
・いきなり少数の筆算をすることなく、分数をつかって計算の工夫を
・国語は勉強の効果が現れにくい。自宅で別れや死を題材にしたホンネの会話をたくさんすること。そして、大人の常識を身に着ける。大人の世界観に近づける。
などなど。