2015年入試について各科目担当の先生から説明。
来年の説明会には絶対参加しないといけないと決意するほど、結構重要なヒントが続出!
●国語(高校2年の国語を担当しているナミキ先生(男))
2015年国語の入試問題は例年どおりのオーソドックスな問題。
大問は論説文問題と小説問題1問ずつ。3000字から4000字の問題文。
記述問題と記号選択問題をバランスよく出題。
漢字や文学史も出題。
過去問でしっかり準備しておくとよい。
坂口安吾が、よい小説は小説全体の主題を明解にするため、一見意味のなさそうに見える文章でも主題に向かっているもの。1つ1つの文章に丁寧に向き合い、その一文が小説全体の中でどのような意味を持っているのかを普段から考えておくとよい。
●算数(トミヅカ先生(男))
1次試験は大問5問、小問も例年どおり。
大問は順番はこの順番ではないが、
①数の性質、②場合の数、③平面図形、④立体図形、⑤2つの数が伴って変わる問題
を出題。
問題文をしっかり読み、論理的に考える。
2次試験は大問6問。次の5分野に加えこれらの分野の複合問題を1問。
小問は例年より多め。基本的な問題も出すので問題数が増えるが時間がなくなることはないのでは。
過去問の解法、考え方をしっかり理解しておく。
過去問で時間を気にせず最後まで答えを導く訓練をしてほしい。
問題用紙の図や表をよく見て、活用できるものは活用する。問題文の文章を正確に把握、理解する。頭をすっきりさせ、あせらないこと。
解答を綺麗な字で丁寧に書くこと。
●社会(ヨコヤヒカル先生(女))
大問は①公民、②歴史、③地理の順番でそれぞれ25点程度の配点(24点とか26点になることもある)。
大問ごとに小問が11~12問あり。基本は1問2点。3点の問題が数問。地理の統計・グラフを読み取る問題で4点の問題がある。
試験前に表紙に記載している注意事項をしっかり読んでおくこと。例えば、句読点は1字換算、数字は解答用紙の1マスに入れるなどの記載がある。
40分で14~18ページの試験問題と量が多いので、解ける問題からやるようにしてほしい。
記述問題やグラフの読み取り問題は時間のロスに注意が必要。
解答に文字数指定がある場合には、指定された文字数の8割以上の文字数で解答すること。
何を尋ねられているのかしっかりと理解して解答すること。過去問でしっかり対策すべし。
普段から生活に身近な問題、社会問題、政治経済に興味や疑問をもって日頃から調べている生徒が報われる問題を出している。
●理科(モトムラヨシカズ先生(男))
1次試験は大問3問、2次試験は大問4問。
問題文と図表を関連付けて理解できるようにしておくこと。
コミュニケーション力をみたい。受験生と対話したい。こちらの意図を理解して投げ返してほしい。
単位がヒントになることがある。
理科の場合、通常は分数で解答をもとめることはなく、小数で答えてもらう。
「小数点第一位までで答えよ」という場合、小数点第二位まで計算してだして四捨五入する。
記述式の回答の注意点は、
・キーワードは問題文中にあることが多い
・柱となる主語と述語をしっかりと書く
・「それ、これ、等」といった曖昧な言葉を使わない。使っていると誤魔化している解答のように見えてしまう。
・読める字で書く
こと。