桜蔭についての個人的な印象、個人的な見方を書きたいと思います。
圧倒的に女子最上位層が入学している学校です。
桜蔭生=才女 に異論を唱えるのは難しいでしょう。
しかし、入学時の桜蔭生の最下層はJGや雙葉とほぼ同じです。
圧倒的に上位層が厚いのと、いわゆる面倒見の良い学校ではないので、チャレンジして間違って入学してしまうと深海魚リスクの高い学校だと思います。
うちの娘の場合、桜蔭を受験し、仮に合格して入学できたとしても、上位3分の1に入ることは難しく、下手をすると下位3分の1に入ってしまいかねないと思いました。
また、地頭と要領がよくない娘のことなので、塾通いすることになるだろうとも考えました。
何とも言っても、まじめで頭が良さそうなオーラ満載の生徒たちのなかに娘が入って、生き生きとしている姿を想像することができませんでした。
娘のお友達の桜蔭生の話だと、夏休みに学校に行くこともないので、塾でも行かないと暇なのだとか。
このあたりも、環境を与えないと自分から挑戦しようとしない娘には向いていないというか、本当に夏休み中ホゲホゲして深海魚まっしぐらだっただろうなーと思うわけです。
ママゴンは桜蔭の魅力に惹かれていました。
でもね、うちの娘のキャラじゃないよね、ということで一致しました。
飛び抜けて優秀な女子なら、自調自考で自ら行動し、同じような子と切磋琢磨できる桜蔭は悪くないと思います。
しかし、能力がそのレベルに達していないならば、要注意だと思います。
いかんせん、トップとビリの学力差が大きな学校なのです。
本当の最上位層には届かないが、桜蔭に合格はできそうなレベルの子たちの中には、桜蔭対策で学力の底上げを図りつつ、入試本番ではあえて桜蔭を回避したり、桜蔭を記念受験して「桜蔭蹴り」する生徒も以前より増えてきているのではないでしょうか。
今春の入試では桜蔭蹴りで市川に進学した子もいましたが、冷静な判断をされたご家族に敬意を表したいと思います。
これは決して、桜蔭の魅力がないとか、レベルが下がったという話ではなく、むしろ逆で、桜蔭の敷居が高くなりすぎている所以だと思います。
桜蔭ライフをエンジョイするには抜きに出た学力が必要だと思うのです。
合格辞退者数は大体推計できますが、サピックスのSS桜蔭クラスに在籍していて桜蔭を受験していない生徒数なんて出したら、衝撃が走るかもしれませんね。笑