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VR体験会

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去る8月31日、夏休みの最終日、
まずは家で最後の追い込みで宿題を終わらせるかと思いきや、
娘は制服を着て学校に出かけていき、
KDDIのこのVR(バーチャルリアリティ)体験会に参加してきたのだそうです。

●KDDIプレスリリース

(前略)
2016年8月31日には、タイムトリップミュージアム「明治神宮表参道ケヤキ並木の100年」と「Galaxy S7 edge SCV33」、「Gear VR」を活用し、渋谷教育学園渋谷中学高等学校の生徒が実際に表参道を巡り歴史を学ぶ「課外授業」を実施します。

■渋谷教育学園渋谷中学高等学校からのコメント

『本校では、かねてから学校内で勉学に励むだけでなく、より幅広い学びを生徒に提供したいという思いから、「課外授業」に取り組んで参りました。今回の「VR」を活用した課外授業で、生徒たちが今までにない、新しい学習方法を体験できること、そして、そこから新しい学びを得ることができることを期待しています。』

●各種報道

 KDDIは8月31日、表参道とケヤキ並木の100年の歴史を学べる、VRを活用した学習コンテンツ「タイムトリップミュージム」を、いのちの森サイトとau公式YouTubeアカウントで公開した。コンテンツを通じて、次の100年をどう受け継いでいくかを考えるきっかけになることを目的にしているという。

 タイムトリップミュージアム「明治神宮表参道ケヤキ並木の100年」は、いのちの森が提唱する、明治神宮の森から多くの生き物が行き来できる「緑の回廊」を作ることを目指す「グリーンコリドープロジェクト」の一環として制作されたもの。表参道沿いの3スポット(表参道交差点、明治神宮交差点、表参道ヒルズ)の視点から、表参道とケヤキ並木の歴史を、360度のVRコンテンツで学ぶことができる。

 明治神宮と表参道は1920年に完成し、その翌年には201本のケヤキが植えられた。学習コンテンツのパート1では、表参道交差点周辺から、1923年に発生した関東大震災と復興にともない建設された「同潤会アパート」、1945年の山の手大空襲による被害など、表参道のケヤキ並木の誕生から成長、戦争から復興までの時代を学ぶことができる。

 パート2では、1950年代に米国文化の影響を受けて大きく発展した街の様子や、1960年代に誕生した「原宿族」と呼ばれた新たなファッションスタイル、そして1970年代の「ラフォーレ原宿」や「アンノン族」「竹の子族」などの若者のカルチャーを紹介。さらに、1981年にスタートした表参道の商店会「原宿シャンゼリゼ会」による、ケヤキ並木の保護活動などを学ぶことができる。

 パート3では、1991年に開催された「クリスマスイルミネーション」や、海外ブランドの旗艦店が多く建ち並ぶ街並みの様子、2006年に開業した「表参道ヒルズ」などについて学べるほか、1921年には高さ40cmだったケヤキが、現在の高さ24mまで成長した姿を見ることができる。

 同日の記者発表会で登壇した、KDDI コミュニケーション本部長の山田隆章氏は、「教育現場のICT化が進んでいる。いのちの森と共同開発したVRコンテンツによって、生徒が教科書以上のより深い学習効果を得られるのでは」と期待を寄せる。

 また、いのちの森の事務局長である井梅江美氏は、明治神宮を始め関係各所からの協力もあり、100年前の資料などを集めることができたと説明。続けて山田氏は、資料で補えない街並みなどは、イラストで表現するなどして再現したと語った。

 同日には、渋谷教育学園渋谷中学高等学校の生徒が、実際にVRヘッドセット「Gear VR」を装着して、表参道を巡る課外授業を実施した。高校1年生の生徒は体験後に「本当にそう見えるのか少し疑っていたが、実際に体験してみると目の前に全然違う景色が広がって、すごいの一言」と驚きを語った。今後も過去を振り返るコンテンツや、海外など遠方の景色を体験してみたいという。

 KDDIでは、9月1日から11月30日まで、渋谷区の中学校・高等学校を中心に、スマートフォン「Galaxy S7 edge SCV33」とGear VRを貸し出す。
(By CNET Japan


 KDDIは、東京・表参道のケヤキ並木の100年の歴史を学べる、VRの学習コンテンツ「タイムトリップミュージアム『明治神宮表参道ケヤキ並木の100年』」を公開した。「いのちの森」のWebサイトと、auの公式YouTubeアカウントで提供されている。
 
 制作されたVR学習コンテンツは、表参道のケヤキ並木と約100年の歴史を学べるVR動画コンテンツ。緑化や環境問題の啓蒙活動を行う「いのちの森」が提唱するプロジェクトの一環として制作されている。1920年の明治神宮と表参道の完成や、その翌年のケヤキ並木の完成から、戦争や空襲、関東大震災、ファッションストリートとしての発展など、ケヤキ並木の変遷を、表参道沿いの3つのスポットを基点にしたCGやイラスト、実写を交えた映像で学習できるようになっている。

 8月31日には、今回制作されたVRコンテンツと、スマートフォンの「Galaxy S7 edge SCV33」と「Gear VR」を活用し、渋谷教育学園渋谷中学高等学校の生徒が実際の表参道を巡りながら歴史を学ぶ海外授業が実施された。この海外授業で採用されているスマートフォンとVRヘッドセットは、11月30日までの間、渋谷区の中学校、高等学校などに貸し出しも行われる予定。なお、YouTubeで公開されている動画は、360度のVR動画として視聴できる。

■土田晃之と高島彩がVR体験、学習への応用を語る

 31日には都内で記者向けに発表会が開催された。冒頭には、いのちの森 実行委員長の野中ともよ氏がビデオレターで登場し、「表参道・ケヤキ並木は2020年で100年目の節目を迎える。次の100年を考えなければいけない」と、今回の取り組みに至った経緯を語った。

 KDDI コミュニケーション本部長の山田隆章氏は「目だけではなく、五感を使ったものになる」とVRを使った学習の特徴を語ると、いのちの森 事務局長の井梅江美氏は「VRでより先人の思いを感じ取ってもらえるのではないか。皆さんのパワーを次につなげていきたい」と語った。

 特別ゲストには、父親、母親としての顔も持つ土田晃之、高島彩の二人が登場。VR動画は1920年から年代別に3つのパート(各3分間)に分かれており、1920~1949年までのパート1を体験した高島彩は「あっという間だった。その場にいるような臨場感。(空襲などから)生き延びている木があると知ってビックリ。今度歩くときには探したいと思いました」と、臨場感や歴史に感激した様子。同じく1950~1989年のパート2を体験した土田晃之は、「すごく面白かった。学校にいいのでは。すごく集中して見られる。体験しているようで、入り方(没入感)が違う」と、学習コンテンツへの応用にも魅力を感じている様子を語った。

 31日には、前述のようにケヤキ並木沿いにある渋谷教育学園渋谷中学高等学校の生徒が、実際の表参道のポイントに訪れ、課外授業としてVRヘッドセットで学習コンテンツを体験した。体験を終えた高校一年生の男子学生は、「(先のステージイベントで)すごいすごいと言われていて、本当かな? と思っていたが、実際に体験してみたらすごかった。昔の戦争や空襲とかの、体験できない状況を知るのにもいいと思う」と、臨場感の高さや、VRならではの仮想的な世界に興味を覚えていた様子だった。
(By Impress Watch




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