先日、文部科学省において、「高大接続改革の進捗状況について」のプレスリリースがありました。
それによると、平成32年度（平成33年入学者）から、つまり娘の１つ上の先輩たちの学年から、「大学入試センター試験」がなくなり、代わって「大学入学共通テスト（仮称）」が始まります。
文部科学省が「共通テスト」と言っているので、おそらく一般的には「共通テスト」と言われるようになると思われます。
「国語」、「数学Ⅰ」、「数学Ⅰ・数学Ａ」については、大学入試 センターが問題の作成、採点するという点で、現行の「センター試験」と同じですが、マークシート式の問題に加えて、記述式問題が出題されるようになります。
マークシート式の問題についても、思考力・判断力・表現力を一層重視した作問への見直しが行われます。
「国語」で記述式問題が出題されるのは、現代文のみで、古文と漢文は引き続きマークシート式問題のみの出題のようです。
最大の変更点は「英語」でして、「読む」「聞く」「話す」「書く」の４技能を適切に評価するため、共通テストの枠組みにおいて、現に民間事業者等により広く実施され、一定の評価が定着し いる資格・検定試験を活用するようになります。
ただし、激変緩和措置として、平成35年度までは「共通テスト」で「英語」の試験を実施し、各大学の判断で「共通テスト」と「認定試験」（資格・検定試験のうち、試験内容・実施体制等が入学者選抜に活用する上で必要な水準及び要件を満たしているとしてセンターが認定したもの）のいずれか、又は双方を選択利用することを可能とする案も検討されているようです。
今年11月には、高校2年生以上の約５万人を対象に「共通テスト」のプレテストが実施される予定になっています。
今後も、「共通テスト」関係の情報は次々と出てくるでしょうから、しっかりフォローしていきたいと思います。