娘の大学入試は、大学入試改革2年目。
一番影響がありそうなのはセンター試験の代わりに民間試験を利用する予定の英語。
現在の入試制度では、センター試験をターゲットに仕上げればよいので、
地方公立高校生でも何とか間に合わせることができたし、
浪人生が前の年のセンター試験の点数を持ち越すなんてこともできないので、
同じ試験での点数での比較が原則ですが、
大学入試改革後は、
民間試験は複数回受験可能なので、
早めに仕上げて何度も受験できる生徒が断然有利になります。
そして、英語が得意な子が大学入試で断然有利になるのではないかと思います。
例えば、TOEFLだとスコアの有効期限が2年間なので、
高校2年生の春のTOEFLで大学入試の英語点数が満点相当となるスコアを確保し、
以後は他教科の学習に専念するといったこともできるようになると思います。
秋田県にある公立の国際教養大学では、
英検準1級以上、
TOEIC780点以上、
TOEFL(iBT)71点以上、
TOEFL(PBT)530点以上、
IELTSバンド6.5以上
のスコア又は等級を持っていれば、
センターテストの英語の点数が満点換算されます。
志望大学が求めるレベルを早めにクリアしたいと思いますよね。
逆に英語が苦手な子は、他教科とのバランスも大事なので、難しいところですが。
また、従来のセンターテストでは、
満点レベルの生徒の英語の正確に測ることはできませんでしたが、
TOEFLなどを用いれば高いレベルでの英語力を数値化可能なことから、
難関大学志望者がこれまで以上に英語学習に力を入れなければならなくなる、
民間テスト対策に時間を割かざるをえなくなる可能性があります。
上記、国際教養大学の例でもそうですが、
複数の民間テストの点数が活用できるというのも悩みどころです。
民間テストごとに対策をしていくのは現実的ではないので、
早めに志望校に対応する民間テストを把握したうえで、
TOEICにするのか、TOEFLにするのか、あるいはIELTSにするのか、
ターゲットを決めてテスト対策する必要があります。
難関校ほどTOEFL又はIELTSを採用してくるのではないかと考えています。
渋渋も英語塾も高校1年生までにある程度仕上げるカリキュラムになっているので、
そのあたりの不安はないのですが、
地方在住者にとってはガクガクブルブルの大学入試改革ですよねー。
TOEFL受験するだけでも経済的なハードルが大きいですから。